金融商品会計実務指針#171

オプションの時間的価値及びプレミアム・ディスカウントの処理

ヘッジ手段として用いられるオプションの時間的価値及び先渡契約に係るプレミアム・ディスカウント(以下「時間的価値等」という。)については、次の二つの処理方法が考えられるが、いずれの方法によることも認められる。

@ ヘッジ手段の時価変動のうち時間的価値等の変動を除いた部分(本源的価値の変動)のみを繰延処理の対象とし、時間的価値等の変動を直ちに損益計算書に計上する方法

A 時間的価値等を含めたヘッジ手段の時価変動の全体を繰延処理の対象とする方法

いずれの方法を採用する場合においても、ヘッジの有効性判定においては時間的価値等の変動を除外して判定することができる。