Treasury Stock Transaction(自己株式取引)

自己株式は資産(Assets)ではなく、株主持分(S/Hs Equity)の控除科目となります。

自己株式の処理については2通り方法があります。

(1)Cost Method(原価法)

取得時 Dr Treasury Stock
(取得コストで計上するのが特徴)
xxx
Cr Cash etc.(取得コスト) xxx
再売却時@
(Lossのケース)
Dr Cash etc.(売却価額) xxx Cr Treasry stock xxx
Dr Paid in Capital
(自己株取引または
株式償却から生じたもの)
*まずこの勘定(もしあれば)から取り崩す
xxx
Dr Retained Earnings xxx
再売却時
(Gainのケース)
Dr Cash etc. xxx
(売却価額)
Cr Treasry stock xxx
Cr Paid in Capital from
treasury stock transaction
(差額をこの勘定で計上する)
xxx

このように、Cost Methodは取得時の処理は簡単ですが、再売却時の処理が多少面倒となります。

(2)Par Value Method (額面法)

購入時@
(取得コストが当初発行価額より大きい場合)
Dr Treasury Stock
(額面で計上するのがこの方法の特徴)
xxx
Cr Cash etc.(取得コスト) xxx
Dr Retained Earnings xxx
購入時A
(取得コストが当初発行価額より小さい場合)
Dr Treasury Stock
(額面で計上するのがこの方法の特徴)
xxx
Cr Cash etc.(取得コスト) xxx
Cr Paid-in capital from treasury stock xxx
再売却時 Dr Cash etc.(売却価額) xxx Cr Treasry stock(額面) xxx
xxx Dr Paid in Capital
(額面と売却価額の差額)

このように、Par Value Methodは取得時の処理が面倒な代わりに、再売却時は単純な処理となります

数値例